クリムゾン作品「くっ・・・殺せ!」の覚書き
クリムゾンが創作を行う上での「こだわり」について書かれたツイートが話題だ。
いまだにそこそこ間違えている人がいるようですが「くっ・・・殺せ!」というのは
— クリムゾン@漫画家 (@crimson_3) 2016年10月15日
クリムゾンのセリフではありません。
クリムゾンのヒロインは確かに気高いですが、
生に執着があるので自ら殺せとは言わないのです。
クリムゾンの漫画の流儀
— クリムゾン@漫画家 (@crimson_3) 2016年10月16日
・死なない
・後に残るような傷は負わない
・妊娠しない
・廃人にならない
・気持ちよくなる前に挿入はしない
・なるべく顔は汚さない
・女性が寝る床面はなるべく柔らかい場所にする
クリムゾンは、主に成人向け漫画を執筆している漫画家で同名のサークルを主催している。気の強い女性が屈服するストーリーや独特なセリフ回しと擬音が特徴的なサークルだ。FF7のヒロイン・ティファが元ネタの同人誌『あなたが望むなら私何をされてもいいわ』やネット上で見かける「くやしい…!でも…感じちゃう!」や「ビクッビクッ」というセリフや擬音で知っている人も多いのではないだろうか。
今回のツイートに関して、クリムゾンファンの誰しもが思う疑問がある。「あれ、『紋章の傷痕』は?」と。
『紋章の傷痕』は、2000年に頒布された任天堂によるSRPG『ファイアーエムブレム』の2次創作。功績をあげてマルスに認められようと単独でノルダの奴隷市に向かったシーダ。しかし、深い森に入ったシーダは、気がつくとならず者たちに囲まれていた……。
本作では、ならず者に囲まれたシーダが自らのことを「殺しなさい!」と言っているのだ。
また、柔らかな地面では無く、その辺の地面に押し倒されている。(小石が痛そう!)
なぜ、本作に限って例外的に禁じ手を多用されているのか?その答えは、本作がクリムゾンのホームページ内で行われたショートストーリー募集企画「クリムゾン補完計画」に投稿された『絶望の天馬騎士』(作/N.O)をマンガ化した作品であるためだと思われる。つまり、本件はクリムゾン自らが創作した物語ではないため、セーフであることをここで明記したい。また、「クリムゾンのヒロインは確かに気高いですが、生に執着があるので自ら殺せとは言わないのです。」の文章の「クリムゾンのヒロイン」がクリムゾンのオリジナルキャラクターを指している場合は、なおのことセーフだ。
http://web.archive.org/web/20040622052823/http://www.alles.or.jp/~uir/comic3.htm
ちなみに元になった小説『絶望の天馬騎士』(作/N.O)では、「クッ…こ…殺しなさいッ!ドルーアの捕虜になるくらいなら死んだほうがマシよッ!」という台詞があり、モロに「くっ・・・殺せ!」だったのでこれもまたセーフ!なのであった。